ケージについて
ケージはリクガメたちが毎日生活する場所ですので、リクガメを飼う場合にまず最初に用意しなければならない器材です。
飼い主の生活環境(家の広さなど)や、飼う予定のリクガメの種類、飼う目的(繁殖して増やす・撮影してYouTubeに投稿する)などを考慮して選択する必要があります。
ケージの種類
ここではメーカー毎の細かい商品ブランドではなく、代表的な3つの形状について特徴をご紹介します。そして自分が飼育することを想像しながら、どれが良いかを選択していただければと思います。
観音開き(両開き)タイプ
この形状は前面の扉が両側に開きます。前面からエサやりや掃除がし易いだけでなく、動画の撮影をする際に全面上側を遮るガラスがないので、生体をガラス越しではなく直接撮影するのに非常に便利です。これからケージ内の生体を撮影しようと考えている方はこの形状が一番合っているかもしれません。
但しケージの設置場所が狭く前面に開くことができない場合には別の形状を考えた方が良いと思います。
スライド開きタイプ
この形状は前面のガラスを左右にスライドさせて開閉します。前面からエサやりや掃除がし易いだけでなく、観音開きタイプのように前面にガラスを開かずスライドなので、ケージの大きさ以上のスペースを必要しないのが利点です。また販売価格がリーズナブルな物が多く購入し易いのが良いです。管理人である私は現在この形状のケージを使用しています。
但し動画の撮影をする際に少し困ることがあります。例えば『右側にガラスをスライドさせて左側からリクガメを撮影している時に、リクガメが右側に動いたら今度は左にガラスをスライドさせ右から撮影する』というようにリクガメが左右に動き回った場合、ガラス越しでなく近距離で撮影するのが結構大変です。またガラスをスライドさせると結構音がするのでその部分の映像を編集でカットした場合、映像に繋がりがなくなってしまうのが難点です。
前面ガラス張り(開かない)タイプ
この形状は前面上部がガラス張りなので、ガラスの切れ目や取っ手などがなく、観賞する際にとても綺麗に見えます。リクガメだけでなく、ケージを含めて観賞対象とする場合に非常に有効だと思います。また撮影する場合でも前面のガラスを綺麗にしておけば、多少の映り込みはあるかもしれませんが楽に比較的綺麗な映像が撮影できると思います。
但し前面が開かないので上部からしかエサやりや掃除ができません。それが全く問題ないという方にはおすすめの形状かもしれません。