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ヨツユビリクガメ

ヨツユビリクガメ属(1種)

ヨツユビリクガメについて

保全状況(レッドリスト区分)

国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおいて危急種に区分されています。
これは「野生絶滅の高い危険性」がある種であることを意味します。

生息地

中国西部、中央アジア、西アジア、南アジアなど広い地域に生息しています。中国では乱獲により個体数が著しく減少したため、国家一級重点保護野生動物に指定されています。

砂漠地帯や高地に多く生息している乾燥系リクガメです。岩石の陰や地面に掘った巣穴に入り生活しています。

甲長

17~25㎝
あまり大きくならない種であるため、ペットとして飼い易く人気があります。
亜種によっては28㎝になった個体もいたそうです。

寿命

20~30年
飼育環境や個体差により30年以上生きる場合もあります。

販売価格

10,000~35,000円
幼体より成体が高く、雄より雌が高くなります。成体で産卵経験のある個体はより高くなります。また甲板の形や色の綺麗さ、亜種の違いで価格は変動します。

繁殖個体が多く流通しているため、リクガメの中では安価で手に入り飼育もし易いので初心者には特におすすめな種です。

特徴

前肢の指(爪)の数が4本であることからヨツユビリクガメと名付けられました。また中央アジアの生息地の多くが、旧ソビエト連邦であったため、ロシアリクガメとも呼ばれています。加えて、米国の医師で博物学者であったトーマス・ホルスフィールドからホルスフィールドリクガメとも呼ばれています。

諸説ありますが、アフガニスタンヨツユビリクガメ、バルキスタンヨツユビリクガメ、カザフスタンヨツユビリクガメ、トルクメニスタンヨツユビリクガメの4種の亜種が存在すると言われています。

幼体時は平らな甲板をしていますが、成長するに連れて1つ1つの甲板がボコボコと盛り上がってきます。

野生下では寒さ暑さをしのぐため、1m以上の深い巣穴を掘ることがあります。飼育下では寒さ暑さが安定しているため深い巣穴を掘る必要はないですが、穴掘りが好きであるためウォールナッツサンドや土などを深めにケージに入れてあげると掘って潜ったりします。

草食性で草・果実・多肉植物を食べます。多肉植物の中でもウチワサボテンを好んで食べます。

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