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アカアシガメ(リクガメ)

ナンベイリクガメ属

アカアシガメ(リクガメ)について

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保全状況(レッドリスト区分)

国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおいて危急種に区分されています。
これは「野生絶滅の高い危険性」がある種であることを意味します。

生息地

南米北部・北東部のカリブ海沿岸に多く生息しています。またバルバドス諸島・アンティル諸島にも移入されています。

熱帯雨林や多湿なサバンナに住む多湿系リクガメです。岩陰・木陰・掘った巣穴などで生活しています。夏場の日本は多湿であるためあまり湿度を気にする必要はありませんが、乾燥する冬場は加湿器や霧吹きなどで60~80%の湿度を保ってあげないと体調を崩すことがあるので注意が必要です。

甲長

35~60㎝
飼育下では個体によって60㎝を超える場合もあり、大きくなることを想定した飼育環境の準備が必要です。最大では90㎝にも達した個体がいたようです。
個体差はあるものの、最小でも35㎝は超えるので最初から90㎝以上のケージを準備しておいた方が無難です。

寿命

30~50年
飼育環境や個体差により50年以上生きる場合もあります。

販売価格

20,000~60,000円
幼体より成体が高く、雄より雌が高くなります。成体で産卵経験のある個体はより高くなります。また甲板の形や色の綺麗さ、亜種の違いで価格は変動します。

特徴

四肢や頭部に赤い鱗を持っていることからアカアシガメと名付けられました。特に頭部の赤みが強い個体はチェリーヘッドと呼ばれます。同属のキアシガメと似ていますが、色以外にも背甲が若干扁平であるという違いがあります。幼体においてキアシガメの縁甲板がギザギザになっているのに対し、アカアシガメはなっておらず色以外でも明らかに異なっています。

南米南部のアルゼンチンやパラグアイの個体が、ブラジルやスリナムなどで繁殖されて多く流通しています。

雑食性が強く野生下では植物以外にも虫や小動物も食べているので、たんぱく質・脂質を含むエサも加えて与えると健康で綺麗に成長します。野菜では比較的にタンパク質が多いチンゲン菜がおすすめです。

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