床材について
床材はケージ内などの飼育環境の床(下)に敷く材料です。床材がなくガラスやツルツルのプラスチックなどの上でリクガメが生活した場合、歩く度に肢を滑らせてしまい、場合によっては歩行障害になってしまうことがあるので注意が必要です。
これにしなければならないという決まりはなく、飼育のし易さ・種の生息地などを判断材料に選択すれば良いと思います。
ハスクチップ
ハスクチップは果実の殻を砕いた物で、ココヤシやパームヤシなどのハスクチップが一般的です。保水性が高く生体の床材としてだけではなく、園芸用で多く使われているため、安く手に入り易くなっています。
管理人である私は荒く砕いたココハスクチップを利用しています。飼っているギリシャリクガメは乾燥系リクガメなのでたまにしか霧吹きをしませんが、多湿系リクガメの床材にする場合は多めに霧吹きすれば保水性が高いので、湿度を長時間維持することに役立ちます。
動画にしていますのでお時間のある方は見てみてください。この動画では大量に購入してコストを下げています!
ウォールナッツサンド
これはクルミの殻を細かく砕いた物です。消臭力が高く通気性に優れているため、安心して生体に使用できます。また汚れた床材を処分する際に燃えるゴミとして出したり、地面に埋めることもできるのが非常に便利です。
但しハスクチップに比べ価格が少し高くなります。大型のケージの場合かなりの量を必要としますので結構コストは掛かります。
サラサラした砂漠の砂の様な肌触りなため、特にギリシャリクガメ・ケヅメリクガメ・ヒョウモンガメ・チャコリクガメ・ソリガメなどの乾燥系リクガメにおすすめです。
土・砂ブレンド
土・砂をブレンドして床材として利用している方も多くいます。例えば園芸用の土と川砂をブレンドして床材にできます。またブレンドせずに利用するパターンもあり、ポピュラーなのがバーミキュライトという土です。この土は保水性・通気性に優れているため、卵をふ化させる際に下に敷いて湿度を保つことにも良く利用されています。
但しハスクチップやウォールナッツサンドに比べリクガメの体が多少汚れ易いです。
ホームセンターなどで安価で販売されているので、インドホシガメ・ビルマホシガメ・ゾウガメ・アカアシガメなどの多湿系リクガメにおすすめです。