ヒョウモンガメ(リクガメ)について
保全状況(レッドリスト区分)
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストの区分けが確認できませんでした。ワシントン条約においては附属書Ⅱに分類されています。これは「必ずしも絶滅の恐れのある種ではないが、取引を厳重に規制しなければ絶滅の恐れのあるもの」です。
この種は1度で30個近く産卵することもあるため繁殖個体が広く流通しており、現在絶滅のリスクは低い状態です。
このサイトでは国際自然保護連合(IUCN)の保全状況(レッドリスト区分)を掲載しているため、確認が取れましたらこの種でも掲載いたします。
生息地
アフリカ大陸において、東のソマリアから南の南アフリカ共和国まで様々な国に生息しています。
適度に低木のある乾燥したサバンナなどに多く生息している乾燥系リクガメです。森林地帯などはあまり生息しておらず、比較的開けた場所を好む傾向があります。
甲長
45~65㎝
成体になると最小でも45㎝以上になるので広い飼育環境が必要になります。
最大では70㎝を超えた個体もいたようです。
生まれて間もない頃は小型の種とさほど大きさは変わらないのですが、他の種の成長が止まっても更に成長していき最終的にかなりの大きさになります。
またケヅメリクガメとの交雑個体もおり、「ケヅメヒョウモン」という名で流通しています。ケヅメリクガメは更に大型の種なので、交雑個体も80㎝程になる場合もあります。
寿命
30~50年
飼育環境や個体差により50年以上生きる場合もあります。
販売価格
20,000~200,000円
幼体より成体が高く、雄より雌が高くなります。成体で産卵経験のある個体はより高くなります。また甲板の形や色の綺麗さ、亜種の違いで価格は変動します。
特徴的な模様で人気があり、ホワイトタイプ、更に白身の強いスーパーホワイトタイプなどが人気で値段も高くなる傾向があります。アルビノタイプはそれ以上に希少なため特に高価で取引されています。
特徴
甲の模様が豹(ヒョウ)柄に見えることがらヒョウモンガメと名付けられました。
生息地の中で北部に多いバブコックヒョウモンガメと、南部に多いナミビアヒョウモンガメという亜種がいます。
草食性で草・木の実・多肉植物・果物などを食べます。
産卵は年5回前後行われ、1回で5~30個の卵を産みます。産卵数が多いこともあり、流通が安定しており絶滅の恐れは低い種です。