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ビルマホシガメ

リクガメ属

ビルマホシガメについて

保全状況(レッドリスト区分)

国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおいて絶滅寸前種に区分されています。
これは「個体数が極めて減少している」または「今後個体数が激減すると推測される」種であることを意味します。基準は「3世代以内に個体数が80%減少した」または「今後減少する可能性が高い」ことです。

またCITES 附属書Iに分類されており、マイクロチップの生体への挿入が義務化されています。

生息地

ミャンマー中部・西部に生息しています。以前は南部にも生息していましたが、絶滅したと考えれています。現在、自然破壊や乱獲により、著しく個体数を減らしており、保護活動が行われています。

熱帯雨林に多く生息している多湿系リクガメです。岩陰・木陰・窪みや穴で生活しています。

甲長

20~28㎝
飼育下で30㎝を超える個体もいるようです。

寿命

25~35年
飼育環境や個体差により35年以上生きる場合もあります。

販売価格

200,000~800,000円
幼体より成体が高く、雄より雌が高くなります。成体で産卵経験のある個体はより高くなります。また甲板の形や色の綺麗さで価格は変動します。

国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおいて絶滅寸前種に区分され、販売価格は高騰しました。現在流通している個体は飼育下で繁殖されたものです。国内でも盛んに繁殖が行われており、順調に個体数を増やしています。

CITES 附属書Iに分類されているため、マイクロチップを生体に挿入されて販売されます。マイクロチップはリクガメにとって異物であるため、体が小さく抵抗力が弱い幼体に挿入することに賛否両論あります。しかしマイクロチップを挿入しない状態での譲り渡しはできませんので、安全に挿入するとなるとある程度まで育ってからでないと難しいので、生まれて日が浅い幼体を購入できる機会は減っています。

特徴

生息地であるミャンマーの旧名ビルマと、背甲の放射模様が星形に見えることからビルマホシガメと名付けられました。インドホシガメと近縁であるため、姿形は良く似ています。インドホシガメより甲が長細いため、甲の盛り上がりが若干なだらかに見えます。一番の見分け方は、インドホシガメは腹甲に放射模様が入っているのに対し、ビルマリクガメは入っていません。

基本的には草食傾向ですが、野生下では動物の死骸や虫を食べていたようです。

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