温浴について
野生のリクガメは水辺や水溜まりで水を飲む際に少し浸かることはありますが、基本的には行わない行動なので、飼育下で飼い主が実施することには賛否両論あるのは事実です。しかし生息地と日本ではそもそも環境が違いますし、日本国内でも地域により気候の差もあれば飼い主毎の飼育環境も異なります。
ペットとして飼育している個体が健康で長生きしてもらうために、温浴は非常に有効な手段だと管理人である私は考えています。
温浴の効果
・糞・尿・菌・寄生虫の卵などを洗い流し清潔な体にすることができます。
・寒さによる食欲不振を改善することが期待できます。
・排泄を促し体内にたまった尿酸を排出させることができます。
※尿酸は定期的に体外に排出させないと結石の原因になります。総排出口から自力で排出できなくなってしまうと、摘出手術となってしまう場合もありますので注意が必要です。
温浴の方法
1.桶に37~41度位のお湯をはる
リクガメは変温動物(外界の温度によって体温が変化する)なので、お湯の温度は高過ぎても低過ぎても良くありません。冬場で寒いからといってあまり高い温度に入れると外気との差で、逆に体調を崩す可能性もあるので注意が必要です。お湯の温度は外気やリクガメの状態を良く観察して決め都度調整します。
2.リクガメを入れて数分待つ
お湯の温度が下がってきたら足す湯をして温度を調整します。糞などが体にこびり付いていて取れない場合は、スポンジなどで軽く擦って汚れを取ってあげます。桶の中のお湯が汚れたら一度捨てて新しいお湯を入れます。体が温まってくると糞や尿をする場合があるのでお湯の入れ替えは結構することになるので、予め多めにお湯を準備しておくことをおすすめします。
3.リクガメが元気に動き出したらお湯から出して拭きあげる
ペーパータオルなどで体に付いている水分を拭き取ってあげて終了です。室温が低い場合は早めに暖かいケージに戻してあげます。
管理人が温浴されている動画
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