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ケヅメリクガメ

リクガメ属

ケヅメリクガメについて

保全状況(レッドリスト区分)

国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおいて危急種に区分されています。
これは「野生絶滅の高い危険性」がある種であることを意味します。

生息地

ギニア湾沿岸を中心に内陸の国々(西はソマリア)まで広く生息しています。

砂漠やサバンナなどの乾燥地帯に住む乾燥系リクガメです。日本は湿度が高いので風通しを良くしたりして湿度を下げる工夫が必要です。

木陰や自分で掘った穴や、他の動物の巣穴を利用して生活しています。

甲長

50~80㎝
成体になると最小でも50㎝以上になるので広い飼育環境が必要になります。
最大では80㎝を超えた個体もいたようです。
生まれて間もない頃は小型の種とさほど大きさは変わらないのですが、成長がとても早く1年経った頃には親子ほどの差になっています。

寿命

30~50年
飼育環境や個体差により50年以上生きる場合もあります。
一般的に動物は体が大きい方が長生きしますので、小型の種に比べればケヅメリクガメは大きいので長生きすると言えます。

販売価格

20,000~500,000円
幼体より成体が高く、雄より雌が高くなります。成体で産卵経験のある個体はより高くなります。また甲板の形や色の綺麗さ、亜種の違いで価格は変動します。
一般的な茶色やクリーム色の個体は安い価格ですが、アイボリー(シロに近い)などの珍しい個体は10倍近い値段で取引されることがあります。

特徴

後肢と尾の間に(蹴爪)トゲ状の鱗を持っているため、ケヅメリクガメと名付けられました。

甲の色は様々で産地などによりかなり個体差があります。腹甲は特に色(模様)はなく、クリーム色をしています。

成長するに連れて背甲が扁平になり、頭部側の縁甲板の反り、椎甲板・肋甲版の突出が顕著になります。

草食性でサボテンなどの多肉植物を好んで食べます。体が大きいため、ウチワサボテンも切らずにそのまま与えても丸かじりして食べます。

最小でも50cmを超えるため、広く乾燥した飼育環境が必要になるため、購入する際は覚悟が必要です。日本でも人気があり幼体を購入する方も多いですが、あまりのスピードで成長するため飼いきれず、飼育を断念する方が多くいるのも事実です。飼えないとなった場合は捨ててしまうのではなく、新しい飼い主を探す努力をしましょう。

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