メキシコゴファーガメについて
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保全状況(レッドリスト区分)
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおいて絶滅寸前種に区分されています。
これは「個体数が極めて減少している」または「今後個体数が激減すると推測される」種であることを意味します。基準は「3世代以内に個体数が80%減少した」または「今後減少する可能性が高い」ことです。
またCITES 附属書Iに分類されており、マイクロチップの生体への挿入が義務化されています。
生息地
メキシコ北部のアメリカとの国境付近に生息しています。低木や草原に深い巣穴を掘り、身を守りながら生活している乾燥系リクガメです。
現在 乱獲により個体数を著しく減らしており、生息地にて保護されています。
甲長
25~35㎝
最大で40㎝になった個体もいたようです。
幼体より成体が高く、雄より雌が高くなります。成体で産卵経験のある個体はより高くなります。また甲板の形や色の綺麗さ、亜種の違いで価格は変動します。
寿命
25~35年
飼育環境や個体差により35年以上生きる場合もあります。
販売価格
生息地で保護されており現在ほぼ流通はしていません。個体数が増えて絶滅の危険がなくなれば流通する可能性もあります。しかし生息地からあまり多く流通させないような仕組みができているとみられ、個体数が増えても潤沢に流通するかは定かではありません。
またもし流通できるとなった場合でも、CITES 附属書Iに分類されているため、マイクロチップを生体に挿入されて販売されます。マイクロチップはリクガメにとって異物であるため、体が小さく抵抗力が弱い幼体に挿入することに賛否両論あります。
特徴
ゴファーガメはゴファーネズミ(ホリネズミ)というネズミの名前から付けられました。そしてメキシコ北部に生息していることから、メキシコゴファーガメと名付けられました。
同属のアナホリゴファーガメと同様に1~3mの深さで3~6mの長さの巣穴を掘って生活しています。この種も同属のアナホリゴファーガメ同様、ある程度長い穴を掘れる環境を準備できないとリクガメにストレスを与えてしまうと考えられます。もし飼えることになった場合、少なくともリクガメが生活できる位の巣穴が掘れる環境を準備した方が良さそうです。
草食性で草・果実・多肉植物を食べます。多肉植物の中でもウチワサボテンを好んで食べます。